医療法人 順桜会 桜台マタニティクリニック

無痛分娩

当クリニックでは令和8年7月の分娩予定日の方より無痛分娩を行います。無痛分娩をお考えの方、ご希望される方は以下をご覧の上お申込みください。

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無痛分娩をお申込みに当たり事前にご理解いただきたい事項

  • 無痛分娩の対象者:初産婦、経産婦ともにお受けいたしますが、それぞれ月ごとにお受けする分娩件数を制限させていただきます。
  • 無痛分娩をご希望の方は必ず無痛分娩教室をご夫婦で受講してください。教室の受講によりご主人の立ち会い出産も可能となります。過去に当クリニックで立ち会い出産をされた方も、今回無痛分娩をご希望の方は無痛分娩教室を受講ください。
    無痛分娩教室は毎月当クリニック指定の土曜日、日曜日に開催いたします。受講後に無痛分娩の承諾書をお渡しいたします。
  • 外来での内診所見により、分娩がスムースに進行することが予想された所見になりましたら、入院日を決定し計画分娩で無痛分娩を実施します。入院予定前に陣痛がきてしまった場合や破水をして入院された場合、可能な限り無痛分娩の対応は行いますが、病棟の状況や夜間の場合などによっては無痛分娩が実施できない場合があります。
    なお、計画分娩の予定は平日のみとなります(夜間や土日の計画分娩は行いません)。また、患者さまのご希望の日程で計画分娩はできませんのでご理解ください。
  • 硬膜外麻酔には母体血圧低下、硬膜穿孔、麻酔薬の血管内注入、硬膜外腔血種、挿入部の感染などの合併症が発生することが稀にあり、これらの合併症が発生した場合、もしくは発生リスクが高いと判断された場合は硬膜外麻酔による無痛分娩を中止することがあります(合併症予防目的により通常の検査に加えて外来で血液検査が追加されます)。
  • 硬膜外麻酔による無痛分娩は児頭が下がってきた時の骨盤の痛みや会陰部の痛みが完全になくならない場合があります。
  • 無痛分娩では回旋異常、母体の怒責(いきみ)不足などの理由で鉗子分娩・吸引分娩率が上昇することが報告されています。
  • 無痛分娩費用は100,000円となります。無痛分娩費用には硬膜外麻酔処置料、麻酔薬料、生体モニター管理料が含まれます。入院費用、分娩時の点滴の費用等は合併症等の発生がない場合は自費扱いとなります(現在、東京都の無痛分娩補助の対象施設申請中です。対象医療機関となった場合、要件を満たす方は最大100,000円が助成対象となります)。なお、分娩の進行中の脊椎麻酔の追加や分娩が数日に及ぶことによる硬膜外麻酔の刺し直し等の追加の麻酔処置が必要になった場合は30,000円の加算があります。
  • 計画分娩は予定した日に必ずしも分娩とならない場合があり、その場合は翌日以降に再度分娩誘発を行っていきます。有効陣痛にならず分娩まで数日必要になる場合もあります。その場合の延長となった入院費用も全て自費入院扱いとなります。
  • 脊椎に問題のある方の無痛分娩はお受けできない場合があります。椎間板ヘルニアがある、側弯症がある、脊椎の手術既往がある、以前の無痛分娩で硬膜穿孔を起こしてしまったことがある等の既往のある患者さまは必ず初診時にお伝えください。
  • 以下のような初産婦の方は無痛分娩をお受けできません。また以下の条件に当てはまらない場合でも初産婦・経産婦の方ともに、医師の判断で無痛分娩を実施できないと判断される場合(例:骨盤位、妊娠中の著しい体重上昇等)がありますのでご了承ください。

    (ア) 妊娠前BMI25以上
    (イ) 身長150cm以下
    (ウ) 妊娠10ヵ月の赤ちゃんの推定体重が3500g以上

麻酔担当医師

当クリニックでは以下の2名で無痛分娩を担当いたします。

理事長・院長 伊藤 茂

  • 国立循環器病センターにて心疾患合併妊娠の方に対する無痛分娩を通して無痛分娩の研修を施行
  • 順天堂大学医学部附属順天堂医院で無痛分娩を実施
  • 無痛分娩関連学会・団体連絡協議会(JALA)カテゴリーA講習会受講(2025年11月13日)
  • 日本母体救命システム普及協会主催ベーシックコース受講(2025年9月21日)
  • 日本母体救命システム普及協会主催硬膜外鎮痛急変コース受講(2025年11月16日)
  • 新生児蘇生法普及事業インストラクター(2023年3月14日更新)

その他1名(2026年7月着任予定)

  • 日本母体救命システム普及協会主催ベーシックコース・硬膜外鎮痛急変対応コース研修受講済
  • 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
  • 新生児蘇生法普及事業インストラクター

硬膜外麻酔による無痛分娩に対する安全対策

  • 合併症の早期発見のために麻酔中は母体の血圧、心拍、酸素飽和度などは定期的に検査させていただきます。
  • 麻酔の合併症に対して緊急薬剤、人工呼吸用器具等を常備しています。
  • 定期的に無痛分娩の研修をクリニック内で実施しています。(最近の研修実施:2025年11月19日)
  • 日本産科婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業に参画しています。
  • 日本母体救命システム普及協会(J-CIMELS)主催ベーシックコース、新生児蘇生法普及事業新生児蘇生法研修(NCPR)を未研修の看護スタッフは順次研修を行っています(2025年12月現在J-CIMELS 8名、NCPR 12名研修終了)。

過去の硬膜外麻酔による無痛分娩実績

2008年2009年2010年2011年2012年
件数2236201720

2013年より分娩数増加に伴い無痛分娩の取扱いを中止。
以後、硬膜外麻酔は帝王切開時の疼痛コントロール目的で希望の患者さまに対して施行しています。

過去4年間の帝王切開時の硬膜外麻酔実施数

2022年2023年2024年2025*
件数23161727

*2025年9月まで

更新日:2025年12月5日

無痛分娩の流れ

外来

  1. 初診の予約時
    無痛分娩希望とお伝えください。
  2. 妊娠20週から妊娠33・34週の助産師外来まで
    「無痛分娩教室」をご夫婦で受講してください。
  3. 妊娠33・34週の助産師外来
    バースプランの際に無痛分娩の申込書(承諾書)を提出してください。
  4. 妊娠34~36週
    常勤医師により診察、無痛分娩の注意点等の確認を行います。
    無痛分娩の許可が可能と判断された場合は血液検査を行います。
  5. 妊娠37週以降
    内診所見により無痛分娩の日程を決定していきます。

入院後

  1. 入院当日
    背中より硬膜外麻酔用のチューブを挿入します。
    チューブ挿入後、麻酔のテストを行います。
    内診所見により子宮の産道を広げる処置を行う場合があります。
  2. 分娩誘発当日(入院翌日以降)<分娩前>
    朝より経口もしくは点滴により分娩誘発剤の投与を開始します。
    陣痛が強くなったら背中の硬膜外チューブより麻酔薬を注入します。
    麻酔を開始したら心電図、酸素飽和度、血圧の持続測定を開始します。
    麻酔開始後の排泄はベッド上で助産師による介助で行うことがあります。
  3. 分娩後
    分娩後、縫合が終了したら、必要により麻酔薬の注入を行い、速やかにチューブの抜去を行います。